ボールパイソンの値段相場は?安心して選ぶためのポイント

ボールパイソンは、その穏やかな性格と美しい模様、そして比較的飼いやすいことから、爬虫類の中でも特に人気の高いヘビです。

初めて爬虫類を飼う方にもおすすめされることが多い一方で、「値段がいくらくらいなのか」「どこで買えば安心なのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。この記事ではボールパイソンの値段相場と、安心して選ぶためのポイントを解説します。

目次

ボールパイソンの値段相場はどのくらい?

ボールパイソンの値段は、モルフ(品種)や個体の大きさ、性別、健康状態によって大きく異なります。

2025年現在、国内の爬虫類専門店やイベント、ネットショップなどで販売されているボールパイソンの価格帯は、おおよそ1万円以下から100万円を超えるものまで幅広くなっています。

たとえば、一般的なモルフであれば2〜4万円台が多く、人気の高いモルフや珍しい遺伝子を持つ個体は5万円〜10万円以上になることも珍しくありません。自然下での姿であるノーマルは1万円以下から購入することも可能です。

特にヨーロッパやアメリカから輸入されたレアなモルフや、ブリーダーがこだわり抜いて作り出した個体は、10万円を超えることもあります。

また、同じモルフでもオスとメスで価格差が出る場合や、サイズが大きい個体ほど高値になることもあります。ショップによっては、状態の良い個体や繁殖適齢期の個体を高めに設定していることも多いです。

モルフごとの価格例

実際に販売されているボールパイソンの価格をいくつかご紹介します。

  • パステルアスファルト:36,000円
  • RSエンチGHI:41,000円
  • スーパーパステルアスファルトハイポ:50,000円
  • エンチチョコレート:25,000円
  • シナモンスパイダーSH:29,000円
  • ストレンジャー66%hetラベンダー:78,000円
  • EU産の特定個体:108,000円

このように、モルフや遺伝子の組み合わせによって値段は大きく変わります。また、同じモルフでも個体差やショップごとの設定で数万円単位の違いが出ることもあります。

選ぶときには、目がしっかり開いているか、体に傷や腫れがないか、呼吸がスムーズか、餌をきちんと食べているかなど、購入前にできるだけ自分の目で確かめることが大切です。

ボールパイソンは寿命が10年以上と長く、これから長い付き合いになる大切な家族です。値段が安いからといって飛びつくのではなく、個体の健康状態やショップの信頼性をしっかり確認しましょう

ボールパイソンの値段が変動する理由

ボールパイソンの値段は、以下のようなさまざまな要素で変動します。

1. モルフ(品種)の希少性

ボールパイソンは遺伝子の組み合わせによって、無数のモルフ(品種)が生まれます。野生下の姿は比較的安価ですが、人気のアルビノやパイボールド、ストレンジャーなどは高額です。

新しいモルフや、ブリーダーが手間暇かけて作り出した珍しい個体は、特に高値がつきやすいです。

2. サイズ・年齢・性別

ベビーやヤング個体は比較的安価ですが、成長したアダルトや繁殖適齢期の個体は高くなる傾向があります。

また、繁殖を目指す方にはメスの方が人気があり、同じモルフでもメスの方が高値になることが多いです。

3. 健康状態・餌付き

 健康で餌付きが良い個体は、初心者にも安心しておすすめできるため、値段も高めに設定されがちです。

逆に、餌付きが悪かったり、体調に不安がある個体は安くなることもありますが、初心者の方にはおすすめできません。

4. 輸入か国内繁殖か

ヨーロッパやアメリカからの輸入個体は、輸送コストや検疫費用が加算されるため、国内CB(飼育下繁殖)個体より高くなる傾向があります。国内ブリーダーが大切に育てた個体は、健康面でも安心できることが多いです。

購入を検討する際は、価格の背景にあるポイントをしっかり理解しておくことが大切です。

出典:Wikipedia

購入先による価格とサービスの違い

ボールパイソンは、主に以下の3つの方法で購入できます。

1. 爬虫類専門店・ボールパイソン専門店

最も安心して購入できるのが、爬虫類専門店やボールパイソン専門店です。モルフの品揃えが豊富で、スタッフが生体の管理や飼育方法を丁寧に教えてくれるお店が多いのが特徴です。

購入後のアフターフォローがしっかりしているお店も多いので、初めての方には特におすすめです。

2. ホームセンター

最近ではホームセンターでもボールパイソンを見かけることが増えました。アクセスの良さが魅力ですが、モルフの種類や個体数は限られていることが多いです。

専門店ほど詳しい説明が受けられない場合もあるので、じっくり選びたい方にはやや物足りないかもしれません。

3. 爬虫類即売会(イベント)

爬虫類即売会やイベントは、全国各地で定期的に開催されています。多くのブリーダーやショップが出店し、珍しいモルフやお得な個体に出会えるチャンスです。

ただし、イベント会場は混雑しやすく、質問や相談がしづらいこともあるので、初心者の方は専門店での購入を優先するのがおすすめです。

ボールパイソンは長い付き合いになる生き物です。購入後に困ったことがあったとき、親身に相談に乗ってくれるお店やブリーダーを選ぶことが、安心して飼育を続けるコツです。
購入前に「何かあったときは相談できますか?」と確認してみると良いでしょう。

ボールパイソンの値段以外にかかる費用

生体の値段だけでなく、飼育を始めるには初期費用や日々のランニングコストも考えておく必要があります。

1.初期費用の目安

  • ケージ(爬虫類専用ケース):1万円前後〜
  • ヒーター・サーモスタット:5,000円〜10,000円
  • パネルヒーターや保温球:3,000円〜5,000円
  • 水入れ、シェルター、床材など:3,000円〜5,000円
  • 紫外線ライト(必要に応じて):3,000円〜

2.月々の維持費

  • エサ代(冷凍マウスやラット):1,000円〜2,000円
  • 電気代:1,000円〜2,000円程度

ボールパイソンは10年以上生きる長寿のヘビです。成体になると太さも出て、ケージも広めが必要になります。
家族と相談し、飼育スペースや将来のサイズも考えてからお迎えしましょう。特に賃貸住宅の場合、ペット飼育の可否も必ず確認してください。

ボールパイソンの値段に関するよくある質問

ボールパイソンは、その美しい模様や多彩なモルフ(品種)、飼いやすさから爬虫類ファンに大人気のヘビです。

しかし、いざお迎えを検討すると「値段はどのくらい?」「なぜこんなに価格差があるの?」「ネット通販でも大丈夫?」など、気になることがたくさん出てきます。


ここでは、ボールパイソンの値段に関するよくある質問とその答えを、初心者にもわかりやすくまとめました。

購入を迷っている方や、これからボールパイソンを飼いたい方は、ぜひ参考にしてください。

Q. ボールパイソンの値段は今後も上がりますか?

A. 人気のモルフや新しい遺伝子を持つ個体は、今後も高値が続く傾向があります。特に海外からの輸入個体や、国内ブリーダーのこだわり個体は値上がりしやすいです。野生化での姿であるノーマルの価格はあまり変化はありません。

Q. 安い個体と高い個体の違いは何ですか?

 A. 主にモルフの希少性、健康状態、サイズ、性別などが影響します。珍しいモルフや健康で繁殖適齢期のメスは高くなりやすいです。

Q. ネット通販で買っても大丈夫?

 A. 実績のあるショップやブリーダーなら比較的安心ですが、健康状態や餌付きなど実物を確認できないリスクもあります。できれば実店舗やイベントで直接個体を見て選ぶのがおすすめです。

Q. 値引き交渉はできますか?

 A. イベントや即売会、まとめ買いの場合は値引き交渉ができる場合もありますが、基本はショップの提示価格が基準です。無理な交渉は避けましょう。

まとめ

ボールパイソンの値段相場は、2025年現在でおおよそ1万円以下から100万円を超えるものまで幅広く、モルフや個体の状態によって大きく異なります。

値段だけでなく、健康状態やアフターフォローの有無、飼育スペースや家族の同意など、さまざまなポイントを確認しながら選ぶことが大切です。

これからボールパイソンをお迎えしたい方は、信頼できる専門店やブリーダーを選び、じっくりと理想の一匹を探してみてください。

長く安心して飼育できるよう、準備や情報収集も忘れずに。ボールパイソンの素敵な出会いを応援しています。最後までお読みいただきありがとうございました☺