一人暮らしにおすすめの爬虫類5選!初心者でも飼いやすい種類と飼育のポイント

「一人暮らしだけど、爬虫類を飼ってみたい」そう考えている方必見。鳴き声やニオイ、散歩の必要がない爬虫類は、一人暮らしのライフスタイルにぴったりのペットです。

しかし「どんな種類を選べばいいの?」「飼育は難しくない?」「費用はどれくらいかかるの?」と、不安に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、一人暮らしでも飼いやすい爬虫類の選び方から、初心者におすすめの5種類を詳しく紹介します。あなたの暮らしにぴったりのパートナーを見つける参考にしてください。

一人暮らしで爬虫類を飼う魅力とは

一人暮らしでペットを飼いたいけれど、集合住宅での鳴き声や散歩の手間、日中の留守が気になって諦めていませんか?

そんな方にこそおすすめしたいのが「爬虫類」です。爬虫類には、一人暮らしのライフスタイルにフィットする魅力がたくさんあります。

鳴かない・散歩不要・省スペース!暮らしにフィットする

爬虫類は基本的に鳴かず、散歩の必要もありません。ケージ内で生活が完結するため、ワンルームやコンパクトな賃貸でも飼いやすいのが魅力です。

日中はシェルターで静かに過ごす種類も多く、仕事で家を空けがちな方にもぴったりです。臭いも少なく、毎日の掃除をルーティン化すれば清潔に保てます。

観察の楽しさと癒し効果あり!アレルギーにも安心

爬虫類は、犬猫とは違った美しさや動きの面白さがあり、じっくり観察する楽しみがあります。美しい色や模様、ゆったりとした動きは見ているだけで癒しになるでしょう。

さらに毛やフケがほとんど出ないため、アレルギーのある方でも飼いやすいのもメリットです。

一人暮らしで爬虫類を飼育するメリットとデメリット

一人暮らしでも爬虫類を飼いたいと思ったとき、まず気になるのは「本当に自分の生活に合うのかどうか」という点ですよね。

ここでは、爬虫類を一人暮らしで飼うメリットと、あらかじめ知っておきたい注意点をわかりやすく紹介します。

忙しい生活に寄り添う“静かで手間のかかりにくい”ペット

爬虫類の最大の魅力は、その“静かさ”と“世話の手軽さ”にあるでしょう。犬や猫のように鳴き声の心配がなく、集合住宅でも近隣への配慮が最小限で済みます。

さらに、散歩の必要がなく、運動もケージ内で完結します。毎日忙しく働く一人暮らしの人にとって、生活リズムに合わせやすい存在です。

また、爬虫類は基本的に体臭が少なく、こまめにケージを掃除していれば室内のニオイもほとんど気になりません。必要な飼育スペースも比較的小さくて済むため、ワンルームや賃貸物件でも安心して迎えられるのもメリットだといえます。

見た目の美しさや動きの面白さもあり、眺めているだけで癒されますよ。

飼育には“初期費用”と“知識”が必要。事前準備はしっかりと

一方で、爬虫類の飼育にはそれなりの準備と知識が求められます。まずはケージや保温器具、照明、床材などの初期費用。さらに毎月の電気代や餌代、消耗品の交換などの維持費も継続的にかかるでしょう。

また、爬虫類は種類ごとに適切な温度・湿度管理が必要で、必要な紫外線量や餌の種類も異なります。これらを知らずに飼い始めてしまうと、健康を損なう原因にもなりかねません。

長期の旅行や出張などで家を空けるときには、ペットシッターや友人に世話を頼む必要があることも念頭に置いておきましょう。一人暮らしであっても「自分ひとりで最後まで世話をする」という覚悟が求められます。

エキゾチックアニマルを診られる動物病院は限られているため、病気やけがの際にすぐ対応できる病院を事前に探しておくことも大切。

初心者におすすめの爬虫類を選ぶポイント

一人暮らしで初めて爬虫類を飼うなら「どの種類を選ぶか」がとても重要です。

種類によって必要な飼育環境や手間、費用が大きく変わるため、自分のライフスタイルに合った生き物を見極めましょう。

小さくてお世話しやすい種類を選ぶのがポイント

限られた居住空間で爬虫類を飼うなら、まず重視したいのが「大きくなりすぎないこと」と「省スペースで飼えること」です。小型でシンプルなレイアウトでも快適に過ごせる種類であれば、ワンルームでも無理なく飼育できます。

また、毎日世話をする時間が取れない人には、餌やりの頻度が少なくても健康を保てる種類がおすすめです。たとえば週に1〜2回の給餌でよい種類であれば、忙しい平日でも無理なくお世話できます。

温度や湿度の管理がシビアすぎない種類であれば、初心者でも安定した環境を整えやすくなります。

一人暮らしにおすすめの爬虫類5選

種類名サイズ(全長)食性飼育しやすさの特徴
ヒョウモントカゲモドキ約20〜25cm昆虫食小型・人慣れしやすく管理も簡単
クレステッドゲッコー約20〜25cm雑食
(人工飼料可)
活餌なしでも飼育OK・丈夫で初心者向き
ボールパイソン約100〜150cm肉食
(マウス)
ゆったりした動きで脱走リスクも少ない
フトアゴヒゲトカゲ約40〜55cm雑食昼行性で観察しやすく、慣れやすい
ニシアフリカトカゲモドキ約20〜25cm昆虫食湿度を好む・静かで穏やかな性格

ヒョウモントカゲモドキ|おだやかで人慣れしやすい人気者

ヒョウモントカゲモドキは、初心者に最も人気のある爬虫類のひとつです。

ヒョウ柄のような模様とつぶらな瞳が魅力的で、最大でも全長20〜25cmほどと小型。性格は非常におだやかで、ハンドリング(手に乗せること)も比較的しやすいため、初めての爬虫類飼育にぴったりです。

夜行性なので日中はシェルターで静かに過ごし、夜間に活動するスタイルは、昼間に仕事で不在がちな一人暮らしの生活にもよく合います。また、多様な体色・模様の「モルフ」が存在し、見た目で選ぶ楽しさもあります。

レオパードゲッコー(レオパ)とも呼びます。活餌に抵抗がある人でも、人工フードを食べてくれる個体であれば飼育できます。

クレステッドゲッコー|活餌なしでOK!人工飼料だけでも育てられる

クレステッドゲッコーは、「活きた虫が苦手…」という方にもおすすめできるヤモリの仲間です。

最大の特徴は、人工飼料だけでも健康的に育てられる点。専用のパウダーフードを水で溶かし、ペースト状にして与えるだけで済むので、餌の準備が簡単で初心者にもぴったり。

また、名前の由来でもある“まつげ”のような突起(クレスト)や、壁やガラスにペタッと張り付く姿も魅力のひとつ。全長は20〜25cmほどで、コンパクトながら活発に動き回る様子が観察できます。

夜行性で日中は隠れて過ごすことが多く、静かな時間を好む一人暮らしのライフスタイルとも相性抜群。人にも慣れやすく、種類ごとに体色・模様もバリエーション豊かです。

活餌が不要な点と丈夫さを考えると、一人暮らしや爬虫類の飼育初心者にとって非常に扱いやすい種です。

ボールパイソン|おとなしくて脱走リスクが低い初心者向けのヘビ

「ヘビって怖いかも…」と思う方にこそ知ってほしいのが、ボールパイソンです。

その名の通り、驚いたときにボールのように丸まる習性があり、とても温和な性格をしています。攻撃性が低く、動きもゆったりしているため、ハンドリングも比較的しやすい種類だといえます。

全長は約1〜1.5メートルと中型サイズながら、ケージ内でほとんど動かないことも多く、脱走リスクも低め。初めてヘビを飼う方にも安心しておすすめできます。

ヒョウモントカゲモドキ同様に、カラーバリエーション(モルフ)が非常に豊富で、見た目にこだわりたい方にも人気があります。

餌には冷凍マウスを使うため、「虫よりは平気」という方にも選ばれやすいです。見た目に反して飼いやすく、ヘビの入門種として高く評価されています。

フトアゴヒゲトカゲ|昼行性で人懐っこい、飼って楽しい相棒

爬虫類のなかでも「人に慣れる」と評判なのが、フトアゴヒゲトカゲです。

おだやかで賢く、人の手から餌を食べたり、ハンドリングを嫌がらなかったりと、まるで“犬っぽさ”を感じさせる一面もあります。

また、珍しい昼行性の爬虫類で、日中に活発に動く姿を観察できるのも大きな魅力。夜行性が多い爬虫類のなかで、生活リズムを合わせやすい種として人気があります。

全長は約40〜55cmとやや大型ですが、性格が穏やかで慣れやすく、初心者でも比較的飼育しやすい種類です。毎日の観察が楽しくなる、まさに“暮らしに寄り添う相棒”といえるでしょう。

飼育にはある程度のスペースや設備投資が必要です。「飼っていて楽しい爬虫類」を探している方には、特におすすめの一種。

ニシアフリカトカゲモドキ|静かで湿度を好む、癒し系のヤモリ

ニシアフリカトカゲモドキ(通称:ニシアフ)は、ヒョウモントカゲモドキとよく似た見た目のヤモリで、同じく初心者向けの種類として人気があります。

最大の特徴は「湿度を好む」こと。日本の気候にも適応しやすく、特に冬の乾燥対策をしっかりすれば快適に飼育できます。

性格はとてもおとなしく、あまり激しく動き回るタイプではないため、静かな暮らしを好む一人暮らしの方にぴったり。ヒョウモントカゲモドキよりも少し神経質な面がありますが、丁寧に接すれば少しずつ慣れていきます。

夜行性で日中は静かに過ごすため、帰宅後にゆっくり観察する楽しみがあります。

活発さよりも「静かでのんびりした時間を共有したい」という方におすすめ。見た目も可愛らしく、観察しているだけで癒される存在です。

まとめ|自分の生活スタイルに合った“相棒”を見つけよう

一人暮らしに爬虫類を迎えることは、決して難しいことではありません。むしろ、鳴き声や散歩の心配がなく、コンパクトな飼育環境で過ごせる爬虫類は、忙しい毎日にも寄り添ってくれる存在です。

今回ご紹介したように、初心者でも飼える種類はたくさんいます。大切なのは「見た目の好み」だけでなく、自分のライフスタイルと性格に合っているかどうか。

しっかりと事前に準備を整え、生き物の習性や必要な環境を理解したうえでお迎えすれば、きっとすてきなパートナーとして日々の癒しになってくれるでしょう。あなたにぴったりの“相棒”が見つかるといいですね。

ゆかりーぬ

動物系ライター ゆかりーぬ レオパとニシアフの飼育を通じて、爬虫類の奥深さにどっぷりハマっています。初心者さんの「これって大丈夫?」に寄り添えるよう、リアルな飼育の工夫や気づきをシェアします。爬虫類との暮らしが、もっと身近で楽しくなるお手伝いができたら嬉しいです。

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