なぜ社内ワーキングは失敗するのか ― 課題設定を誤るオーナーの盲点

導入

「社内の壁を越えて、新しいテーマに挑戦しよう」
こうした意気込みで立ち上がるワーキンググループ。

ところが現実には、3ヶ月後には形骸化し、半年後には「なかったこと」になってしまう。
メンバーは一生懸命取り組んでいるのに、成果が見えない。なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

答えは意外にも「現場メンバー」ではなく、オーナー側(取締役・人事部長など)の課題設定にあります。


1. ワーキングが迷走する典型パターン

  • 最初は役員プレゼンで華やかにスタート
  • 各部門から選抜されたメンバーが集まり、熱気を帯びる
  • しかし、次第に「来週までにこのタスクをやっておいて」という細切れ業務の場に変わっていく
  • やがて優先度が低下し、報告だけが続く“惰性の会”に転落する
  • 最後は「成果物が経営に直結しないまま終了」

現場メンバーの努力が足りないわけではありません。
むしろ、与えられた課題に忠実に動いているからこそ、方向性が曖昧だと迷走してしまうのです。


2. 本質は“オーナーの課題設定力”にある

オーナーが課題を曖昧にすると、ワーキングは必ず迷走します。

  • ビジョンが抽象的すぎる
  • 成果の基準が曖昧
  • 意思決定の節目がない

しかしこれは、オーナーの力量不足を責める話ではありません。
むしろ、オーナーという立場は 日常業務に追われつつも、孤独に意思決定を背負わされる立場 であるため、冷静に課題を絞るのは難しいのです。


3. クリティカルシンキングで“利益に直結するイシュー”を絞り込む

ワーキングが解くべきは「表層的な課題」ではなく、利益に直結するイシューです。

  • 「業務効率化」によってどれだけ人件費が削減できるのか?
  • 「戦略的な営業対応」でどれだけの失注を防げるのか?
  • 「離職率を5%下げる」と採用・教育コストはいくら改善するのか?

クリティカルシンキングを用いて課題を数値に落とし込めば、ワーキングは「社内イベント」から「経営に貢献する仕組み」へ変わります。


4. オーナーに求められる3つのタスク

オーナーに必要なのは、メンバーをマイクロマネジメントすることではなく、「問いを握る」ことです。

  1. 課題を3ヶ月単位で明文化する
  2. 経営指標と結びつける(利益・売上・採用・離職率など)
  3. 変化があればやめる勇気を持つ

これを実行できれば、ワーキングは経営インパクトを生む活動になります。


5. GoldenHarvestが伴走できること

とはいえ、オーナーは本業を抱えながら孤独に判断を迫られる存在です。
「正しいイシュー設定」を常に冷静に行うのは、決して簡単なことではありません。

GoldenHarvestでは、

  • クリティカルシンキングのフレームを一緒に設計
  • 利益に直結するイシューの抽出をサポート
  • プロジェクトの進め方を伴走し、オーナーの意思決定を支える

こうした支援を通じて、オーナーが力を発揮しやすい環境を整えます。
外部の視点を取り入れることで、責任を「分け合う」ことができるのです。


まとめ

社内ワーキングの失敗は、オーナーが悪いからではありません。
むしろオーナーは、孤独で多忙な中で課題を設定するという 極めて難しい役割を担っているのです。

だからこそ、外部の伴走者を入れることで、問いが明確になり、ワーキングは「利益を生む仕組み」へと進化します。

GoldenHarvestは、その参謀役としてオーナーに寄り添います。
「問いを握ること」に迷いを感じたら、ぜひ一度ご相談ください。